見頃を迎えた紅葉の名所。連休最終日の行楽地には多くの人が押し寄せていました。
■紅葉×絶景 観光名所大にぎわい
紅葉の見頃が関東でも始まっています。関東有数の紅葉の名所である奥日光に流れる華厳の滝です。滝の周りが鮮やかに色付いていました。
日本の四季は外国人観光客にとって特別なものに感じるようです。
スリランカからの観光客
「(Q.スリランカに紅葉は?)ない。1年中暑い。(紅葉の)時期がない」
「動画なんですが…、赤くなったり黄色くなったり、すごくきれい」
一方で、外国人観光客の目に新鮮に映ったのは紅葉だけではありません。
フランスからの観光客
「すごい渋滞だった。フランスでは大都市以外でこんなに渋滞することはない」
■鮮やか紅葉 空から見てみると…
4日は今年最後の3連休最終日です。絶好の行楽日和で、どこも人、人の大にぎわい。
となると、1番気になるのがここの状況です。
■深まる秋 いろは坂の渋滞は?
栃木県日光市の市街地と奥日光を結ぶ観光道路のいろは坂。48カ所ある急カーブに続くのは長い車列です。
朝早くから、その予兆はありました。
いろは坂の途中にある人気の展望スポット「明智平」の駐車場は午前7時すぎから、すでに満車。
駐車場のスタッフ
「止められない!無理」
名古屋市から来たという家族は…。
名古屋から来た人
「12時(午前0時)ぐらいに家出てそのまま」
さらに地球の裏側のブラジルからも…。
ブラジルからの観光客
「特にこの時期に来たかったんです」
「私たちは5時に起きてバスで来ました」
早朝からのにぎわい。実は渋滞解消の取り組みの一環でもありました。
日光市は渋滞が集中する時間帯を避けた「オフピーク観光」を進めていて、4日はロープウェーを1時間半前倒しで運転。先ほどの2組は比較的スムーズに紅葉狩りを楽しめたようです。
公共交通の利用も広く呼び掛けられていて、駅前のバスターミナルも時間を追うごとに人が増えていきます。
駅前の行列は他の所にも…。
熱々サクサクの作り立て、日光名物の「揚げゆばまんじゅう」。ゆばと豆乳が生地に練り込まれたまんじゅうをカラッと揚げたオリジナルの一品です。
千葉から来た人
「おいしい!」
イタリアからの観光客
「マンジュウ、マンジュウ…。外はカリッとしているが中は甘い」
日光さかえや 山本美空店長
「1200個とかいつもの倍くらいたくさん売れる」
中禅寺湖の周辺も見事に赤く染まりました。
3連休の長い渋滞に耐え、家族サービスに徹した父は…。
千葉から来た人
「(Q.あすから仕事?)仕事です。これから疲れるんじゃないですかね。帰りが…」
癒やしのひと時の後、もうひと踏ん張りです。
■“紅葉の新名所”雲海デッキ
定番の紅葉スポットが大にぎわいの一方で、“パワーアップ”した紅葉スポットがありました。
新潟県湯沢町にある湯沢高原です。
関越自動車道湯沢インターチェンジから車で5分、JR越後湯沢駅からも徒歩8分と、関東からも絶好のアクセスを誇る湯沢高原。
今シーズン、新たに登場したのは“ある形”をした展望台です。
湯沢高原パノラマパーク 滝澤孝至副支配人
「こちらが9月下旬に完成したkumo cafeのオープンデッキになります」
そう、「雲」の形が特徴のデッキです。4日は運良く、雲海も広がっていました。デッキには手すりがないため、解放感。
まるで雲の上にいる気分で、湯沢町の街並みを一望できます。
埼玉から来た人
「これだけ広くてね。こう…380度見える」
「360度でしょ」
「360度ね」
スイーツには“生クリームの雲”、ソーダの上には“綿あめの雲”が浮かびます。
極めつきは越後湯沢ならではの足湯です。
新潟県から来た人
「足冷えていたんですけど温まりました。秋の良い一日を過ごさせてもらっています」
湯沢高原パノラマパーク 滝澤孝至副支配人
「(見頃は)2週間くらい今シーズンは遅れているが、徐々に見頃になってきている。(紅葉が)長持ちしてほしいです」
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