日本が世界に誇る京都の観光名所も雪に包まれました。なかなか見られない白銀の絶景に日本を訪れた皆さんも大興奮です。
京都の祇園。風情ある街並みが雪化粧に変わります。
大粒の雪が降っているのは古都・京都の中心部です。20日夜から断続的に雪が降り、一晩で街の景色が豪雪地帯のような白銀世界に様変わり。
日本が世界に誇る京都の観光名所では、“きょうだけの特別な絶景”が広がります。
21日朝、番組の取材班が向かったのは清水寺です。
乾いた雪がしんしんと降り積もり、境内の木々は水墨画のようなモノトーンの世界に。スキー場と見まがうほどの景色です。
オーストラリアからの観光客:「雪が降ると思っていなかった。素晴らしい。美しいパウダースノーが好き。オーストラリアでは、このような雪は見られないので、夢がかなったという感じ」「本当にきれい。雪の清水寺は初めて見た。冬の眺めは特別。見られて良かった。可愛いとも思う」
外国人客が感動する四季折々の景色。桜が満開になる春は「ピンク」。木々が生い茂る夏は「緑」。モミジが色付く秋は「赤」。パウダースノーに包まれる冬は「白」。清水寺は春夏秋冬で全く違った表情を見せます。清水の舞台をバックに自撮りしているのは首都圏から来た3姉妹。角度を変えて笑顔でポーズ。
首都圏から来た三姉妹:「雪でテンションが下がっていたが、とんでもない。来たら爆上げ」「お花の満開よりもきれいかもと思った」
東京から来た5人家族。高校生の長女には特別な思いが…。
長女:「めちゃくちゃきれいで、教科書に載っているみたいな感じ」
母親:「(長女は)高校生でコロナの影響もあり、中学校の修学旅行に行けなかった。京都に行ってみたいと、歴史が好きで」「(Q.修学旅行の行き先が京都?)そうそう」「(Q.家族で修学旅行?)しおりも作った。こんな感じで京都旅行、中も予定を」
家族皆で作った世界に1つだけのしおり。「楽しく、みんなでのりこえよう」と力強いメッセージが。コロナ禍で同級生たちと一緒に果たせなかった修学旅行。京都の雪景色は家族にとって大切な思い出の1ページになったようです。
さらに、番組の取材班は京都の中心地から北上。雪が積もった山道を上り、「三千院」で知られる大原へ。
人里離れた山寺「宝泉院」です。小さな門の先に今の時期にしか見られない、知る人ぞ知る絶景が広がっていました。
外国人観光客:「きょうはラッキー。これまでの人生の中でも素晴らしい経験」
21日朝、大挙してやってきたのは外国人観光客の集団。客殿に続々と入っていくと。外側を向いて畳の上に並んで座ります。外国人客たちが釘付けになっている目の前の光景。まるで時が止まったかのような静寂の絶景。海外での人気に火が付いた訳は意外にもテレビショッピングでした。
しんしんと雪が降り積もる京都の大原。小さな山寺「宝泉院」には雪の日にしか見られない絶景がありました。客殿から望む庭園「盤桓園」息をのむほどの美しい雪景色です。
わざわざ、この寺を目当てにやってきたのは韓国からのツアー客です。
韓国からツアー参加者:「京都のなかでも『とても美しい、素晴らしい場所』と聞いたので来た。実際、来てみるとすごくすてきで華やか。来られて良かった」
韓国からツアーガイド:「めっちゃラッキー、こんな景色はあまり見られない。本当にお客様は運が良かった」
今や、この寺院に訪れる人の多くが韓国人というほどの人気です。
京都には名立たる観光名所が数多くあるなか、なぜこの「宝泉院」を選んだのでしょうか。
韓国からツアーガイド:「テレビショッピングで応募した人が多い」「(Q.このツアーも?)テレビショッピング」
ツアーガイドによりますと、韓国ではテレビショッピングで旅行ツアーの販売。韓国でも人気の「京都旅」の中に雪の絶景を見ることができる「宝泉院」が紹介されているといいます。
韓国からツアー参加者:「きょうはとても雪が降って特別なので、絶対に忘れない。こんな素晴らしい天気に恵まれてラッキー。大雪は韓国では珍しいから家や木、景色、すべてが素晴らしい。良い思い出になった」
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